あけましておめでとうございます。
昨年の12月24日、約2年ぶりに「その人らしさが宿る一枚のサイン」という日記を投稿しました。
久しぶりの更新にもかかわらず、読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。
実は、このほの花の日記がしばらく止まっていた理由のひとつに、X(旧Twitter)の存在がありました。
SNSの世界は、強い言葉や断定的な意見が目立ちやすく、自分が本来のケアマネジャーの業務を逸脱しているいわゆる
“シャドーワーク推進派”
だと誤解されているのではないか・・・そんな思いもありました。
実際の私はかなりの割り切り派です。
ケアマネジャーの本来業務とシャドーワークはきちんと線引きをし、「今自分が本当にすべきことかどうか」はよく考えて動くタイプです。
つまり、制度の理念を大切にしながら、現場の実情を踏まえ、無理のない現実的な判断を重ねていくことを大切にしています。
しかし、人との関わりの中で、『寄り道』や『余白』を完全に省くことは出来ません。
むしろ寄り道から生まれるものは結構大きい気がしています。
徹底した効率化だけでは測れない時間がケアマネジメントにはあると感じています。
『寄り道』が互いの信頼関係を育て、結果的に支援がスムーズに進む。遠回りのようでいて、『近道』となることもあります。
だからこそ「本来の役割とは違う、でも今は必要だ」と判断し、対応する場面もあります。
その際、担当ケアマネの判断は個人任せにはしません。
最終的な責任は私が負うことが前提です。
ケアマネジャー個人の『良心』に背負わせることがあってはならないと考えています。
社会福祉士でもある私は、ケアマネジメントはソーシャルワークの中の一部と捉えています。
家族支援が得られない方が増え、制度だけでは解決できない場面も多くあります。
そのとき、一時的に対応しながら、同じようなことが起こりにくくするよう環境を整えていくこともケアマネの役割のひとつです。
一方で、ソーシャルワークと社会保険制度(この場合介護保険制度)とは相性が良いとは言えず、その間に生まれる歪みも、現場で感じることがあります。
しかし・・・
私たちケアマネジャーは、決して「何でも屋」でも「スーパーマン」でもありません
頼めばすべてが良くなる存在でも、ご家族の代わりになる存在でもありません。
私たちの役割は、生活を支えるためのサービスや施策を組み合わせ、整え、つなぎ、その人らしい暮らしが続くよう支えることです。
役割の範囲内でできることには責任をもって向き合います。
「すべてお任せ」、という関係性での支援は長く続きません。
支援は一方向では成り立たないからです。
利用者様とご家族が主役であり、私たちは、その伴走者です。
互いの役割を大切にしながら支え合う関係こそが、結果として最も安定した支援につながると考えています。
そして、シャドーワークはケアマネだけの話ではありません。
事業者さんも、地域の方も、それぞれが少しずつ“誰かのために”動いている世界だと思います。
私は、昨今のシャドーワークを全面的に否定する論調には少し複雑な思いがあります。
同時に、求められる役割に対して十分な評価や報酬がなされない構造は、改善されるべきだと感じています。
2026年もやわらかく、時にたくましく、皆さまの生活の伴走をさせていただけたら幸いです。
生活のこと、介護のこと、制度のこと・・・
整理がつかない段階でも相談してかまいません。
「どこから話していいかわからない」
その地点から一緒に考えていきましょう。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。