2026年01月08日

あけましておめでとうございます。

昨年の12月24日、約2年ぶりに「その人らしさが宿る一枚のサイン」という日記を投稿しました。
久しぶりの更新にもかかわらず、読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。

実は、このほの花の日記がしばらく止まっていた理由のひとつに、X(旧Twitter)の存在がありました。

SNSの世界は、強い言葉や断定的な意見が目立ちやすく、やわらかい文章を書く自分が、どこか“軽く見られているのでは”と
勝手に落ち込んでしまった時期がありました。

また、本来のケアマネジャーの業務を逸脱している、いわゆる“シャドーワーク推進派”
だと誤解されているのではないか、との思いもありました。


さて、実際の私はかなりの割り切り派です、笑
ケアマネジャーの本来業務とシャドーワークをしっかり線引きをし、今自分がしなくてはならないことかどうか?はよく考えて動くタイプです。

相方の奥野とも、「今、私たちはどういう立ち位置でそれを“する”のか、または“しない”のか。その必要性は」と立ち止まることも良くあります。
いわば中道派?

しかし、実際に人との関わりの中では、完全に『寄り道』『余白』を省いて生活や仕事をすることなんて無理ですし、


「寄り道から生まれる何か・・・」

というものが、実は結構大きい気がしています。
徹底した効率化だけでは測れない「寄り道の時間」はケアマネジメントにおいて私はとても大事だとおもうのです。

『寄り道』をしたことで、互いの信頼関係の醸成ができたら、むしろスムーズなご支援の形につながり『近道となる』こともあるんです。

だからこそ「本来のケアマネの役割とは違う、けど、やる」と自分が決めて、その支援をおこなうという場面も沢山あります。

また、「やる」「やりたい」と担当のケアマネが決めたことは、ケアマネジャー個人の責任ではなく、代表である私がその責任を負うことが前提です。決してケアマネジャー個人の『良心』が軽く扱われることがあってはなりません。

社会福祉士でもある私は、ケアマネジメントはソーシャルワークの中の一部であると考えています。
しかし、ソーシャルワークは社会保険制度(この場合介護保険制度)とは相性があまり良いとは言えず、その間に生まれる不整合や歪みも、現場で感じるところです。


しかしです。ここ大事!!


一方で、私たちケアマネジャーは決して“何でも屋”でも“スーパーマン”でもないということです。

「ケアマネさんに頼んだら全部良くなるはず」と過度に期待されてしまうことがありますが、私たちケアマネジャーは「治す人」でも「ご家族の代わり」でもなく生活を支えるための介護サービスやその他関連施策を組み合わせたケアプランを作成し、調整する役割です。


ケアマネに頼めば何でもかわりにやってくれるという関係性だと、一つしかない心と身体、燃え尽きてしまいます。

サービスを提供を受ける側と提供する側が、互いの役割を大切にしながら支え合える関係が理想的です。


どうか今活動しているケアマネの皆さんも、これからケアマネになられる方も、信念をもってケアマネジャーの仕事に誇りをもって働いて欲しいと願っています。

ケアマネジャーは「依存」されたり「丸投げ」される存在ではなく、利用者様や介護者の皆様の良き伴走者でありたいと思います。

主役は利用者様とご家族です。私たちはその主役の皆様が自分らしい人生の物語を描けるように横に寄り添ってまいります。どうかそのことをご理解いただければ幸いです。

さて、実はシャドーワークはケアマネだけの話ではありません。
事業者さんも、地域の方も、みんなが少しずつ“誰かのために”動いている世界なんですよね。
だって、道端で困っている人がいて、「私に関係のない人だから」とはならずに手を差しのべる人達がいてこの世界が回っているじゃないですか。

 

いっとき、ほの花の日記をぜんぶ消してしまおうかとも考えましたし、過去の自分を振り返りたくなくて、しばらく見ないようにしていました。

でも、恐る恐る・・・久しぶりに自分の日記を読み返してみると、あれっ?
利用者さまやご家族、地域の方々との時間がちゃんとそこに息づいていて、ああ、「私はこういう言葉で仕事をしてきたんだ」と少しだけ自分を取り戻すことができました。

私はやっぱり、今のほの花の日記のまま、柔らかさの中に芯のある言葉を綴っていきたいと思っています。

2026年もやわらかく、時にたくましく、皆さまの生活の伴走をさせていただけたら幸いです。

 

生活のこと、介護のこと、制度のこと・・・

整理がつかない段階でも相談してかまいません。

「どこから話していいかわからない」というところから一緒に考えさせていただきます。

相談することで、皆さんが「どんなふうに過ごしていきたいか」の気づきがきっとあるはずです。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。